コロナ対策・入国後の隔離&マスク

外出規制がちょっと緩和され公園やビーチに人が溢れているイギリスより。

2週間前に無制限の外での運動と公園やビーチで座ることが許可されました。それ以前にも公園で座っている人は見かけましたが、許可もされ天気も良いので、本当にたくさん人が出ています。仕事をしていない人が多いので、通常よりも平日は多いのかもしれません。

さて、コロナで閉ざしていた国境を6月から開けていくヨーロッパの国が多いらしいのですが、イギリスは6月8日から海外からの入国者に、14日間の自主隔離が義務付けることにしました。

今更・・という声が多いですが、最初の頃はイギリスでも隔離されたりしていました。

1月末~2月にかけては、武漢からの帰国者やダイヤモンドプリンセスの乗客などチャーター便で帰国した人達は、空港から直接指定された施設に連れて行かれ、強制的に14日間隔離されました。また、感染が拡大していた日中韓を含む東・東南アジアから到着の際症状のある人はヒースロー近くのホテルで隔離、到着時に問題がなくても家に帰ってから体調が悪くなった人は自宅で隔離を要請。アジアからの帰国者は学校には来ないようにというところもありました。そして2月末になると、北イタリアとイランからの帰国者は自宅隔離となってはいたのですが、空港で調べるわけでもないので、みな普通に地下鉄などを利用して帰宅、隔離も守っているのかどうかは怪しいものでした。その後、ヨーロッパ中に感染が拡大し各国が閉鎖され、3月末には隔離要請はなくなっていました。

それから約2ヵ月の間、他国が国境を閉鎖したり、国民の海外渡航を制限してくれていたので、そもそも入国する人は少なかったのと、イギリス全体であまりにもコロナが蔓延していたので、ちょっとやそっと海外からウィルスを持ち込まれても、あまり変わりはないということで、入国後自主隔離要請をしていませんでした。普段と比べて99%ダウンとはいえ、1日平均7,000人が入国しているらしいので、例えば1%感染していてるとしたら1日70人、2ヵ月で4,000人以上、この人達が数人にうつしていたら・・と考えると、感染拡大がおさまらない原因のひとつにはなるでしょう。

日本はなんでも後手後手と言って非難されていますが、経済的な支援政策は早くても、入国管理は遅い(というか途中で諦めた)イギリスです。4月末から1日10万人の検査をしているのですが、それでも入国者の検査には手がまわらないという実状。現在は、症状のある人は誰でも検査を受けられるということになっていますが(実際どのぐらい簡単に受けれるのかは不明)ここで入国者の検査をした方が良いのではと思います。しかし、イギリス政府は検査ではなく自主隔離要請を発表しました。

6月8日からイギリスに入国する人は

  • 渡航前に滞在先・連絡先などをオンラインフォームに記入
  • オンラインフォームに記入しない場合、罰金£100
  • イギリス国民や在住者以外の人が滞在先を申告をしない場合、入国拒否の可能性
  • 滞在先はホテルや自宅もしくは知人の家など適切と認められた場所
  • 滞在先が適切ではない場合、入国管理局が用意するホテルなどに滞在、但し、自己負担。
  • 滞在先の支払いが出来ない場合は入国拒否
  • 滞在先に他の人がいる場合は、接触はなるべく少なくする
  • ホテル滞在の場合、バーやレストランなど公共の場は利用しない
  • 空港から滞在先へは自家用車での移動が望ましい。(強制ではない)
  • NHSの追跡アプリをダウンロードする(近々利用できる予定)
  • 14日間の隔離に違反した場合、罰金£1,000

隔離中に外出が許可される状況

  • 病気で治療が必要
  • 食料や薬を運んでくれる人がいない
  • 火事など緊急事態時
  • 葬式など

14日間の隔離の必要がない人

  • アイルランド・チャネルアイランド・マン島からの入国者
  • 空港のトランジットのエリアに滞在し、入国審査をうける必要がない人
  • その他、免除になる人のリストがCoronavirus (COVID-19): travellers exempt from UK border rulesに詳しく載っています。 例えば、医療従事者、既に予約してある治療目的の人、フランスの入国管理官、航空会社やユーロスターなどで働く人、チャネルトンネルや鉄道のメンテナンスをする人、農業の季節労働者

入国の際に、オンラインフォームで記入したものの提出を求めることもあるとありますが、どのぐらい厳しくチェックするかは、始まってみないとわかりません。しかし、多くのイギリス人が「どうせ空港では細かくチェックしない」「隔離はみな無視するんじゃない」と思っているようで、どのぐらい効果があるのか疑わしいところです。しかし、この規制によって海外から観光で来る人や、イギリス在住者が無駄に海外に行くことを諦めてくれれば効果はあります。目的としては、入国者が感染を広めないというよりも、入国者を減らすことでしょう。但し、ロックダウン効果と同様に、この規制がなくなった時、一気に海外に行く人が増えてしまうかもしれません。

これに猛反対しているのが航空会社です。3月から一切飛んでいないEasyjetは、6月15日から部分的に再開することが決り、Ryanairは7月には増便する予定でいます。ヨーロッパの多くの航空会社(下記参照)同様、どちらも乗客にはマスク着用を義務付け、毎晩機内を消毒したりと、なるべく安全にして運行するようですが、このような規制をされると、戻ってくるお客様も戻ってきません。

3週間に1度見直しをするらしいので、7月には規制が撤廃され、せめてヨーロッパに旅行ができたらと思いますが、ロックダンを緩和した国では、また感染者が増えたり、そもそもイギリスは他の国よりも感染減少のスピードが遅いので、あまり期待しない方がいいかもしれません。もしかしたら、どこの国も経済的に本当に大変なので開き直り、夏場は観光業を復活させることになるのか・・・ でも、あまりにも蔓延していたら、規制が全くなくても旅行するのは怖いですね。

さて、相変わらずマスクで感染は防げないというイギリスですが、マンチェスター、スタンステッド、ウエストミッドランドの空港では、マスク着用が義務付けられています。そして、他のヨーロッパの航空会社はというと、マスクを着用しなければ搭乗を拒否するというところもあるようです。イギリスのBritish AirwaysやVirgin Atlantic は着用を義務付けてはいませんが、そのうち世界的にマスクが義務になるでしょう。

マスク着用が義務付けられている主なヨーロッパの航空会社

  • Air France
  • Alitalia
  • Lufthansa Group (Lufthansa、Austrian, Brussel, Eurowings, Swiss)
  • Finnair
  • Iberia
  • KLM
  • Ryanair
  • SAS
  • TAP Air Portugal (今のことろ義務ではなく推奨)

注意が必要なのは、航空会社によってマスクの種類やマスクを持っていない乗客への対応が異なります。

例えば、Air Franceは布製のマスク、Lufthansa Groupは布製推奨、但し使い捨てとかスカーフなどでもOKとのこと。そしてマスクを持っていない人は、Iberia、KLM、SASは搭乗拒否、Alitaliaは無料配布となっているようです。条件は変わる可能性もあるし、空港によって状況が違うと思うので、渡航直前に空港と航空会社のサイトをしっかり読み、条件にあったマスクを用意して行くのが良いでしょう。今のところ8月いっぱいまでというのが多いですが、コロナウィルスの状況によっては延長されるでしょうし、人が多いところではマスクをつけた方が良いでしょう。また、日本に帰る時など長距離便に乗る時は、保湿効果もあるので、私は以前から飛行機の中ではマスクです。

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