スターリングラードへGo!

ヴォルゴグラードは、1925年から1961年までスターリングラードという名前でした。

 

スターリングラードへ行く時期

帝政ロシア時代は「女帝のもの」を意味するツァリーツィンと呼ばれていましたが、1925年にヨシフ・スターリンにちなんでスターリングラードと命名されました。スターリンの死後、ニキータ・フルシチョフによるスターリン批判の流れの中で1961年、都市名は「ヴォルガの町」を意味する現在のヴォルゴグラードへと再度改められた。しかし、スターリングラード攻防戦終結70周年にあたる2013年から、1年のうち6日、市名がスターリングラードになっています。

だからといって、飛行機や電車の行き先や空港・駅・市庁舎のサインなどが「スターリングラード」になっていたりすることはないと思うので、どの程度浸透しているかは、当日行ってみないと謎ですが、なんとなくその日に行ってみたいという気持ちになる方は、下記の通りです。

  • 2月2日          スターリングラード攻防戦終結日
  • 5月9日          ヨーロッパ戦勝記念日
  • 6月22日        バルバロッサ作戦開始日
  • 8月23日        スターリングラード攻防戦開始日
  • 9月2日          対日戦勝記念日
  • 11月19日      ウラヌス作戦開始日

ヴォルゴラードは、夏は異常に暑く、更に、2018年のワールドカップの中継でお馴染みの’謎の黄色い虫‘が飛び回っているようなので、おすすめできません。冬は、ロシアでも南とはいえ内陸性の気候なので、寒いのが好きな人でなければ、おすすめしません。ヴォルゴグラード出身の友達は、春先もおすすめしていません。まだ寒いことも多く、また雪解けで汚いとのことです。彼女のおすすめは、木の葉が黄金に変わる秋、10月ぐらいですが、私には5月9日のヨーロッパ戦勝記念日をすすめてくれます。戦勝パレードが行われ、街も盛り上がっていて、天気も快適らしいです。パレードに興味のある方には、絶対おすすめです。私もパレードは見たかったのですが、去年の5月はストーンズのコンサートがあったので、4月半ばに行きました。天気が良く、気温20度ぐらいで、虫もおらず、観光にはベストな時期でした。

さて、スターリングラードへ行こうといって、その日に行くだけではなく、スターリンの名のついた場所をご紹介します。

ホテル スターリングラード (Сталинград)

 

ヴォルゴグラードで1番有名な観光地、ママエフの丘・母なる祖国像 «Родина-мать» の裏にあるホテルです。ママエフの丘の観光には最適ですが、車がないと他の観光地や駅などに行くのは不便だし、部屋の内装などは特にスターリングラードと関係しているふうではないので、宿泊先としてはおすすめしません。では何故このホテルがトップにくるかというと、理由は2つ!ホテルの中にはる博物館とカフェです。

スターリン博物館 (Музей И.В.Сталина)

 

 

サイトを見ても、営業時間と値段がないのですが、10時ぐらいなら開くかなと思って行った記憶があるのと、140ルーブル払ったと過去ブログにありました。但し、営業時間と料金は変わっていると思うので、博物館にお問い合わせをするか、直接行ってみてください。

ホテル正面左のドアから入ります。私が行った時は、セキュリティのおじさんがいて「もうすぐエクスカーションが始まるから急いで~」といって入れてくれました。入ってすぐにお土産屋さんがあり、その奥にチケット売り場があります。着いた時には軍人さんが10人ぐらいが立っていました。後から考えると、もともと1時間に1回とかツアーがあるわけではなく、私はたまたまこのグループと一緒に入ることになっただけのようで、めちゃめちゃラッキーでした。

チケットを買う時に「どこから来たの?」と聞かれたので「日本人だけどロンドンに住んでいる」というと驚かれ、軍人さん達にも教えていました。軍人さん達も珍しいので、話しかけてくれたり、写真撮ったり楽しかったです。

チケットを売ってくれた女性がガイドさんで、彼女に連れられて入ります。等身大のスターリンと机があるところで、彼女が15分~20分ほど説明してくれました。その後、せっかくだから私と軍人さん達と一緒に写真を撮ったらということで、軍人さんひとりひとりとスターリンと一緒に写真を撮りました(笑)その後は自由見学です。展示物はロシア語オンリーなので、タイトルや新聞の見出しを読むのが精一杯、あとは写真など見て終わりです。軍人さん達は、真剣に読んでいました。

見学が終わってチケット売り場に戻ると、ガイドさんが話しかけてきたので、しばらく集いました。このガイドさんだけではなく、ヴォルゴグラードの人は、とてもフレンドリーで、私の拙いロシア語に負けることなく、どんどん話しかけてくれます。そして、いろいろ話しているうちに、ガイドさんが「日本では、広島・長崎に原爆を落としたのがソ連だと思っているんでしょ?」という、ありえない質問をしてきました。そうです、そんなわけないでしょって思ったけど、実は極東ロシアではよく話題になっていると、ある日Twitter で発見しました。極東どころではなく、南西のヴォルゴグラードでもなので、もしかしたら、かなり有名な話なのかもしれません。いくらロシアやソ連を悪者だと思っても、さすがに原爆を落としたのがソ連と思っている日本人はいないでしょうと思ったのですが、どうなんでしょう? 私はとにかく「そんなこと思っている日本人はいない!」と否定したので、ガイドさんはほっとしていましたが、日本人に会うこともなくいる人は、そういう噂を信じたままいるのかもしれません。

こじんまりした博物館ですが、軍人さん達との見学とガイドさんとの会話で非常に充実しました。こういう良いタイミングがそうそうあるわけではないかもしれませんが、ママエフの丘観光ついでに寄ってみてください。

 

カフェ・ブリンダジェ (Патриот-кафе «Блиндаж»)

 

 

ロシアではカフェですが、日本やイギリスではレストランでしょう。しっかり食事ができます。そして場所にふさわしいテーマカフェです。店内は、スターリン&スターリングラード攻防戦だらけです。壁、テーブル、メニュー、会計・・・そして、トイレの鍵までソ連の香り。ママエフの丘観光には最適です。ママエフの丘には、アイスクリームや飲み物は売っていますが、他にカフェなどはないので、ちょっとのんびりしたい時には、ここが絶対おすすめ!

そして、ママエフの丘にはトイレがない(もしかしたらあるかもしれませんが、私は見つけられませんでした)ので、この博物館とカフェのトイレを利用するのが良いです。但し、どちらもお客様のみです。博物館はチケットを買って中に入り、展示物最後の方にあり、カフェは利用客のみ、ウェイトレスさんからトイレの鍵を借りることができます。

 

ホテル スターリー・スターリングラード (Старый Сталинград)

 

ヴォルゴグラードで宿泊のおすすめは、なんといってもこのホテル!

レセプションはソ連!レーニン像やソ連の旗、ホテルの部屋は広く、バスタブも広々としていてゆったりはいれるし綺麗です。本当にのんびり過ごせます。スタッフは英語がそこまで得意ではないけど、めちゃめちゃフレンドリーで、本当に気持ちよくステイできます。

そして、ローケーションが最高です。電車の駅から徒歩5分、地下鉄コムサモールスカヤ駅(Комсомольская)から徒歩3分、空港からのバス停も3分、バスはいろいろな路線が走っているし、レーニン広場へは歩いてもいけるし、どこに行くにも本当に便利です。また、レストラン、スーパー、マーケットなども3分~10分歩くと、たくさんあります。そして、もっと高級なホテル・ヴォルゴグラードやホテル・インツーリストと比べると、値段がかなりお手頃。レセプションの英語力と、ホテル内に充実したレストラン&バーを求めなければ、このホテルは最高です。

 

スターリングラード攻防戦博物館 

 

 

ヴォルゴグラードでママエフの丘と同様、絶対に外せないのがスターリングラード攻防戦博物館。地下鉄レーニン広場から川沿いに歩いて5分ぐらいです。ホテル・スターリー・スターリングラードからは地下鉄で1駅、寄り道をしなければ徒歩15分。

博物館の隣りには、攻防戦で打撃をうけたまま残っている旧製粉所がありますが(写真の茶色い建物)、博物館の入り口は、階段を降りた川の方にあります。入り口を入って右側にチケットオフィスとお土産物屋さん。左側の階段を降りたところにトイレとカフェがあります。

展示は年代ごとになっていて、ドイツの進行具合とソ連の反撃の様子を説明しています。写真・ビデオ・地図・模型などがたくさんあるのと、ロシア語の数分の1ぐらいではありますが、英語の説明もあるので、非常にわかりやすいです。下の階にもパノラマはちょっとありますが、メインのパノラマは上の階になりま。英語の説明は本当にわずかですが、結局3時間ぐらいは見学して、まだまだ足りない感じでした。

 

 

 

 

ホテル・スターリングラード http://hotel-stalingrad.ru/
スターリングラード攻防戦博物館 https://stalingrad-battle.ru/