王立裁判所とその周辺

先日Royal Court of Justice (王立裁判所) に行ってきました~!

 

王立裁判所 (Royal Court of Justice)

 

大英帝国が栄えた19世紀、ヴィクトリア女王の時代に建てられたこの建物。フリート・ストリート (Fleet Street) のすぐ隣りストランド (Strand) にあります。裁判所の斜め向かいには、1番上の写真シティ・オブ・ロンドンのドラゴンがあり「ここからシティです」という目印になっています。

建物の中に入ると、まずセキュリティチェックをされます。荷物も身体もスキャンされます。そして、すぐ前にあるレセプションで要件をいうと、どの建物に行くか指示されます。

建物内は写真撮影一斉禁止なので、中の写真はありませんが、グレートホールは本当に素晴らしいです。グレートホールを通り抜け、左に曲がり、しばらく建物内の長い廊下を歩きます。せっかくだからキョロキョロ見てみましたが、仕事できているので、ゆっくり見学するわけにもいかず、でももっと見たい、そして裁判所なので勝手にドキドキしたり、ただの不審者です。

廊下を抜けて、ちょっと外に出て指定された建物に行くと、こちらは本当に普通のどこにでもあるオフィスビルでした(涙) 企業トラブルのための案件を扱うところのようです。中は殺風景で、スタッフは・・・ 裁判所を出た後に、同僚に「ティピカルだったね~」というと「そうそうパブリックセクターのティピカル過ぎて・・・(失笑)」という感じでした。イギリス在住の方は想像してください。メインビルディングの見学だけにしておいた方が良いようです。

さて、ここで朗報です。王立裁判所では、わりと頻繁に観光ツアーが開催されています。ツアーの日程は公式サイトに1ヵ月先ぐらいまで載っています。自分の行きたい日時をチェックし ‘Book Tour’ をクリックし、フォームを入力して予約します。グループの場合は、指定されている日時以外にも申し込みができるようなので、直接メールをして交渉します。ツアーに参加すると、グレートホールの他に、他の部屋、裁判官の衣装なども見学するようです。衣装の展示がかなりそそられるので、近々ツアーに参加しようと思っています。そう思っていたところで、たまたま仕事で行く用ができたのですが、実際に中に入ってからは、ますますツアーに参加したいと思うようになっています。また、グレートホールでイベントや結婚式が行われているようなので、こちらも問い合わせてみると良いでしょう。

裁判所の周りには、4つの法曹院があり、そちらも追々紹介していこうと思っています。

 

 

オールド・バンク・オブ・イングランド (Old Bank of England)

 

王立裁判所のすぐ隣りにあるパブです。このパブと裁判所の間が、シティとウエストミンスターの境界となっています。

さてシティの西の端194 Fleet Streetにあるこのパブですが、名前の通り、イングランド銀行だった建物です。1888年~1975年まで銀行として利用されていました。カウンティングハウス (Counting House) の次に内装が好きなパブです。全体的に赤めの配色とシャンデリアの数が多いこちらの方が、カウンティングハウスよりも一見豪華に見えるような気がします。豪華に見えてもパブはパブなので、服装やマナーにこだわる必要はなく、気軽に立ち寄れるのがパブの魅力です。

このパブは以前、カウンティングハウス同様、フーラーズ (Fuller’s) が経営しましたが、多分今年に入ってマクミュラン(McMullen’s ) に変わりました。グルテンフリーメニューもあるので、こだわる方にはおすすめです。しかし、私の食べたパイは、イマイチでしたね。パイ生地がめちゃめちゃ固くて食べにくかったです。一緒に行った人が食べたフィッシュ&チップスは、おいしかったようですが、お魚のフライはオールド・チェシャー・チーズ (Ye Olde Cheshire Cheese) には到底敵わないとのことでした。私の意見としては、チップスはバンク・オブ・イングランドの方がおいしかったです。本当にホクホクしてて、昔懐かしい味でした。しかし食事というのは、その日のシェフによってかなり違いがあると思うので、行ってみないとわかりません。

 

 

セント・ダンスタン・イン・ザ・ウエスト教会 (St Dunstan-in-the-West)

 

オールド・バンク・オブ・イングランドからシティに向かって1分歩いたところにある教会です。この辺りには中世から教会があったようですが、現在の建物は19世紀に建てられたようです。

この教会はイギリス国教会の教会ですが、中の一部、入って左側はルーマニア正教会となっていて、正教会らしいイコンが飾ってあります。ルーマニア正教会がこの教会に置かれたのは、最近ルーマニア人が増えたからというわけではなく、1960年代のようです。当時からルーマニア人コミュニティはあったのでしょう。しかし当時のルーマニアは共産国。他の共産国同様、宗教は統制され、聖職者は逮捕されたりしたようです。聖職者の中には秘密警察に協力したりで難を逃れた人もいたようですが、海外に逃亡した人もいたに違いありません。そういう聖職者がロンドンでルーマニア正教会を始めたのかどうかはわかりません。もしかしたら、もっと以前の移民かもしれません。

ルーマニアは2007年にEUに加盟しました。他の東欧諸国よりも規制されていて、ルーマニア人が自由にイギリスで働けるようになったのは、5年前の2014年です。前年の秋頃から、もうすぐルーマニア人とブルガリア人が自由に行き来できるようになるというのがテレビで流れていました。ルーマニア人のほぼ全員がロマであるかのような酷いニュースでした。「こんなふうにバイ菌のような言われ方をして、ルーマニア人はそれでもイギリスに来たいのかしら?」と思ったことを覚えていますが、本当に見る見るうちに増えていきました。特にレストランやパブのウェイターやウェイトレスには多いです。先日聞いたところによると、既に30万人のルーマニア人が住んでいるそうです。

ルーマニア国内では、人口の約80%がルーマニア正教徒らしいので、イギリスのルーマニア人の多くもやはり正教徒と思われます。現在はここに集まっているのでしょうが、そのうち大きな専用の教会ができるかもしれません。

ちなみにこの教会は寄る度に何か行われていて写真を撮れていません。ランチタイムはオルガンリサイタルとかお祈りとか、土曜日に行った時は、ルーマニア人の赤ちゃん達の洗礼が行われていました。

最後に、教会の裏にあるキングス・カレッジの写真です。