アフタヌーンティーの今昔

先週久々にアフタヌーンティーに行ってきました~!

 

 

 

アフタヌーンティー・・イギリスに住んでいる人はもちろん、観光に来る人の多くは1度は行くのではないでしょうか?

私も最初の10年ぐらいは年に何度か、いろいろなホテルのアフタヌーンティーに行っていました。この10年ぐらいは、日本やアメリカから友達が来る時ぐらいになりましたが、アフタヌーンティーも昔と比べると、ずいぶん変わっています。

昔はどうだったのかということですが、残念ながら写真がありません。私は結構観光地で写真を撮る人だったのですが、ロンドン市内のせいか、はたまた食事の写真を撮る習慣がなかったのか、あんなに行ったアフタヌーンティーの写真が1枚もありません! というわけで、文字で説明するしかないのですが、私が思いつく、今と昔のアフタヌーンティーの違いを紹介します。

 

80年代・90年代と比べて変わったこと

 

 

トレイ

 

昔はほぼ100%、3段のトレイでした。駐在員さんの奥様達、帰国時に買って帰る人が結構いました。1番下の段にサンドイッチ、真ん中にスコーン、上の段にケーキが定番でした。いっぺんに出てくるので、食べたい順番に食べることができてよかったです。

近頃は、トレイの形もいろいろ、トレイにのってないお店もあります。順番に出てこられると、最初にだされたものを食べないと、次がこなかったりするので良くないと思います。

 

お茶

 

80年代は種類が限られていました。イングリッシュ・ブレックファースト、アッサム、アールグレイ、ダージリンなど・・・多いところで5種類あったかなという感じでした。当時は紅茶だけです。

現在は、以前からあるお茶の他に、フレーバーティー、グリーンティー、ホワイトティー各種、葉の種類もいろいろ、味もいろいろです。アフタヌーンティーだけではなく、フォートナム&メイソン (Fortnum & Mason) やトワイニング` (Twining) などの紅茶屋さん、デパートやスーパーの紅茶のコーナーも、どんどん新しいお茶が増えています。

また、昔はカフェなどで紅茶を頼むと、何も聞かれずにミルクが入っていたたものですが、今は紅茶の種類も増えたし、ミルクは横に付いてきても、最初から入ってくることはなくなりました。

 

ミルク

 

これはいろいろ論争を巻き起こしていましたが、80年代のアフタヌーンティーは、温かいミルクが出てくることが多かったです。90年代から、徐々に暖かいのが減っていき、最近はみかけません。今も温かいミルクがついてくるお店があれば、是非教えていただきたいです。

 

カップ

 

ミルク同様、80年代はカップも温められていました。ミルクもカップも温まっているところに、お家やその辺のカフェにはない高級感を勝手に感じていたのですが、今は高級ホテルに行ってもないのでは?

 

サンドイッチ

 

80年代~90年代は、ほぼどこのお店でもフィンガーサンド3種でした。

  • スモークサーモン&クリームチーズ
  • ゆで卵をマヨネーズで合えたもの
  • キュウリ(バターを塗ったパンに薄切りのキュウリだけ)

基本はこの3種類ですが、たまにチキンがあったような気がします。初めてキュウリのサンドイッチを見た時は衝撃を受けました。当時の日本でキュウリの入ったサンドイッチといえば、ハムサンドか卵サンドに一緒に入っていたと思います。ということは、キュウリにはマヨネーズだったはずで、バターの塗ったパンに薄いキュウリ1枚、しかも高級ホテルの食べ物・・・何事かと思いましたね。そのうち、キュウリのフィンガーサンドがないアフタヌーンティーなんて・・と思うようになっていましたが。イギリスに被れたふりしたかったんでしょうか?ははは 今となっては、キュウリのフィンガーサンドが出てくるお店を探すのは、難しそうです。

現在は、お店によってフィンガーサンド、オープンサンド、バーガー、ベーグル、ラップなどパンもいろいろ、中身もいろいろです。また、昔は確実にパンがパサパサしていましたが、近頃は日本の厚切りほどではないにせよ、結構柔らかいお店もあります。

 

ジャムなど

 

基本的にはジャムはイチゴ一択でした。たまにラズベリーが一緒にでてくることもあったかもしれません。また、ママレードがついてくるところもありました。どこのお店も、果肉たっぷりで、あまくて美味しかったです。ママレードは日本にいる時は苦手でしたが、こちらに来たらとてもおいしかったので、好きになりました。当時の日本のジャムやママレードと比べると、断然イギリスの方が美味しかったです。今は日本のジャムもおいしくなっているとは聞いていますが、日本に帰ってジャムを買うことがないのでわかりません。余談ですが、私の好みのジャムといえば、フィンランドのジャムです。果肉た~っぷりで甘いです。フィンランドに行くと必ず買ってきます。

現在はジャムの他にチョコやキャラメルなどがついてくるところもあります。しかし、小さい瓶に入った市販のジャムのところもあります。これはかなりガッカリです。

 

ケーキなど

 

街にケーキ屋すらほとんどない、あってもチーズケーキ、アップルタルト、ヴィクトリアスポンジ、キャロットケーキ、ブラウニーぐらいしかない時代には、アフタヌーンティーのケーキも限られていました。アフタヌーンティーのケーキは、2000年ぐらいから着々と種類が増え、マカロンやオシャレなゼリー&ムースなどがついてくるようになり、形がかわいいケーキも増えました。

 

お客様&服装

 

レストランやカフェが増え、外食する人も増えたせいか、移民も増えたせいか、昔うるさかったレストランのドレスコードは、かなりゆるくなっているような気がします。わりと高級なお店でもスマートカジュアルという設定になっていて、そこにはかなり普段着っぽい格好で来る人がたくさんいます。すごく高級なレストランでなければ、最近はかなり気楽な服装で行けます。但し、ある程度キチンとしていた方が、一般的に良いサーヴィスをうけるでしょう。

アフタヌーンティーはこの15年ぐらい、どこに行っても気軽な服装の人が多いです。それでも高級ホテルに行くなら、キチンとした服装の方がいいと思いますが、街中のカフェであれば、なんでもいいのではと思われます。

 

値段

 

昔は£20~£30と、どこも似たような値段でしたが、お店が増えた今は、値段に開きがあります。ちょっとしたカフェで£20ぐらいから、高級ホテルでシャンパン付きだと£80ぐらいします。シャンパンがなければ£50~£60で、他よりちょっと高いぐらいですが、ホテルの内装やサーヴィスなども質が良いはずなので、優雅な気分も楽しめます。但し、ウエイトレス・ウェイターさん達というのは、いくらトレーニングされても個人差があるので、当日良い接客を受けるかどうかは、行ってみないとわかりませんね。

 

変わらないもの

 

スコーンとクロテッドクリーム

 

たま~にニンジン入りとかタマネギ入りとかの変わったスコーンが出てくるところがありますが、基本的にはプレーンとレーズン、せいぜいチョコチップかチーズ味です。但し、変わらないといっても、スコーンは本当にお店によって当たり外れが大きいです。

クロテッドクリームは、大体どこでもおいしいのですが、出てくる量が違います。少ないとガッカリするんですよね。

クロテッドクリームが好きで、イギリス滞在中にた~っぷり食べたい人は、スーパーで買うのも良いかもしれません。Rodda’s というブランドのものや、各スーパーブランドのものが200g+が£2ぐらいで買えます。この量だと、スコーン5~6個にた~っぷりつけて食べれます。

スコーンはスーパーのではおいしくないので、フォートナム&メイソンの地下の食品売り場などで、おいしいのを買うのをおすすめします。

 

ヒルトン・パークレーン・ポディアムレストラン (Hilton Park Lane, Podium Restaurant)

 

今回は、昔こちらに住んでいたお友達とその家族が10数年ぶりにやってきたのでご一緒してきました。彼女がこちらに住んでいる時、お母様がよく遊びに来ていたので、その当時もよく一緒にアフタヌーンティに行ったのでした。今回、彼女達がいくつか選んだ候補の中から、昔とはあきらかに違い、またインスタ映えしそうなところがいいかなと思い、ヒルトン・パークレーン (Hilton Park Lane, Podium Restaurant) に決めました。

ここのアフタヌーンティーは、Channel4の番組『Bake Off: The Professionals』という番組で優勝したエマニュエル・ボヌー氏 (Emmanuel Bonneau) とサム・レザビー 氏(Sam Leatherby) が作っています。またエマニュエルさんの方は、2017年にはペイストリーシェフアワードでも優勝して、かなり有名な人のようです。たまたま誰かがリクエストしたのか、毎日のことなのか、アフタヌーンティーをしている途中に2人がやってきて、お客様と一緒に写真を撮っていました。エマヌエルはなかなかのイケメンでした。

さてアフタヌーンティーはどうだったかというと

サンドイッチ

 

オープンサンド5種(スモークサーモン&クリームチーズ、海老、コロネーションチキン、ハム、キュウリ&チーズ) こちらは一人分で、最初にサンドイッチだけ別のお皿に出てきます。

サンドイッチが終わった後、お皿が下げられ、1番上の写真のスコーンとケーキがでてきました。私達は4人だったので、2つのトレイが出てきました。2人で1つのトレイをシェアです。

スコーン

 

1つのトレイに4個のスコーン(プレーンx2、チョコチップ、レーズン)がのってきました。ちょっと崩れやすいスコーンでしたね。

イチゴのジャムは、ジャムというよりはペーストになっていて、果肉ブツブツが好きな私には残念なものでした。キャラメルは甘いけどおいしかったです。普通の日本人には甘すぎかもしれません。

ケーキ

 

1つのトレイに6個。見た目がめちゃカワイイです。特にバックがかわいかったです。バッグの隣りの白い丸いのは、何をモチーフにしたのかわかりませんが、中を開くと卵の黄身のようにマンゴーが入っておもしろかったです。あとは、ラズベリーのタルトと、ミックスベリーのムース、チョコタルト。そして、丸いのの横にあるのは、イギリスらしいフルーツケーキです。ガッツリとアイシングでコーティングされていました。これはいかにもイギリスのお菓子です。

また1番上の段にのっている3角形のものは、ホワイトチョコでした。

 

カワイイ写真を撮りたい人におすすめのホテルのアフタヌーンティー

 

タウンハウスケンジントン (Town House, At the Kensington)

 

ロンドン・ランドマーク・アフタヌーンティー (London Landmarks Afternoon Tea) というのがあります。初めてのロンドン、いかにもロンドンなものがいい、インスタ映え重視の方におすすめです。ビッグベン、赤い電話ボックス、シャードなど、ロンドンの観光名所の形をしたケーキがロンドンアイのトレイにのってでてきます。

バークレイ (The Berkeley)

 

プレタ・ポルテ (Prêt-à-Portea) のアフタヌーンティーで、その名の通り洋服、バッグ、靴などの形のケーキです。かなりカワイイです。

今年はヴィクトリア&アルバート博物館 (Victoria & Albert Museum) でクリスチャン・ディオール展をしているので、バークレイのアフタヌーンティーもザ・ディオール・クチュール・コレクション (The Dior Couture Collection) になっています。

 

ゴーリング (The Goring)

 

ケイト・ミドルトンさんがウィリアム王子と結婚前夜に泊まったホテルです。高級感を求める方におすすめです。イギリスらしい内装に絵画が飾ってある内装はとても素敵で、中庭を眺めながら優雅にお茶を楽しめます。

最後に行ったのが数年前ですが、基本的なフィンガーサンドがでてきたり、わりと昔ながらのアフタヌーンティが楽しめたと記憶しています。

 

ブラウンズ (Brown’s Hotel)

 

アガサ・クリスティーがロンドンに来る時に滞在していたホテルで『バートラム・ホテルにて (At Bertram’s Hotel)』のモデルだと言われています。2015年にはアガサ・クリスティー生誕125周年記念のスペシャル・アフタヌーンティがありました。来年は130年なので、また何かあるかもしれません。

私が何度か行った時は、こじんまりした素敵な空間に通されて、非常に上品な雰囲気で嬉しかったのですが、今写真を検索すると、奧は結構広いスペースのようです。せっかく行くなら、暖炉の横にあるソファーでのんびりお茶をしたいですね。

その時のシェフにもよると思いますが、歴史ある内装とは違い、アフタヌーンティーはわりと新しいものを早く取り入れているイメージがあります。

 

 

最後に

ホテルのアフタヌーンティーだけ紹介しましたが、街角のかわいいカフェなどでもアフタヌーンティーをだすところはたくさんあります。お気軽に味わいたい人は、カフェの方が良いかもしれません。但し人気のお店はホテルもカフェも予約が必要です。

 

Podium Restaurant,
Hilton Park Lane
22 Park Ln, Mayfair, London W1K 1BE
Town House Kensington 109-113 Queen’s Gate, Kensington, London SW7 5LP
The Berkeley Wilton Pl, Knightsbridge, London SW1X 7RL
The Goring 15 Beeston Pl, Westminster, London SW1W 0JW
Brown’s Hotel Albemarle St, Mayfair, London W1S 4BP