クイーンズ・ダイヤモンド・ジュビリー・ギャラリーズ

2018年6月、ウェストミンスター寺院 (Westminster Abbey) の中にオープンしたクイーンズ・ダイヤモンド・ジュビリー・ギャラリーズ (The Queen’s Diamond Jubilee Galleries) に行ってきました。

上の写真のウェストミンスター寺院は、2018年1月のロンドン・ルミエールの時です。歴史的建造物がこんな風に派手に電飾させれて、ちょっとビックリですが、数日間のお祭りということで楽しみました。

ウェストミンスター寺院には、日本から友達が来ると必ず連れて行きますが、実は今回初めての1人訪問でした。根がホステス体質なので、誰かと行くと相手が楽しむことが1番大切なので、見学している感じがないのと、ここ数年の教会ハンティングの効果か、今回はまるで初めて訪れた人のように見学してきました。

ウェストミンスター寺院 (Westminster Abbey)

10世紀にはこの地に、セント・ピーターズ寺院がありました。11世紀にエドワード懺悔王 (Edward the confessor) が自らの埋葬場所にこの寺院を選び再建しました。1066年にエドワード懺悔王は寺院に埋葬され、以来この寺院の中央で眠っています。エドワードの後、ウィリアム1世、ヘンリー7世、『ふたりの女王メアリーとエリザベス』のエリザベス1世とスコットランド女王・メアリーなど多くの英国国王・女王や、『カンタベリー物語』で有名な詩人・ジェフリー・チョーサー、アイザック・ニュートンなど多くの著名人がここに埋葬されています。

そしてこの寺院は、英国王の戴冠式の場所でもあります。ウィリアム1世以来、ほとんどすべての戴冠式がここで行われています。寺院の西口(一般公開の出口)には、戴冠式の椅子が展示されています。

またロイヤルウェディングも行われる場所です。エリザベス女王とフィリップ殿下を始め、マーガレット王女(女王の妹)、アン王女(女王の娘)、アンドリュー王子(女王の息子)、そして記憶に新しいところで、2011年ウィリアム王子とケイト・ミドルトンさん(キャサリン妃)の結婚式が行われました。ウィリアムとケイトのマリッジ・ライセンスは、寺院上階のクリーンズ・ダイアモンド・ジュビリー・ギャラリーズに展示されています。写真は、ウィリアム&ケイトの結婚式の日の様子です。

戴冠式の椅子、国王・女王の棺(特にエドワード懺悔王、ヘンリー7世、エリザベス1世のところは人がたくさん集まっています)が重要な展示物とされていますが、建物全体全てが見所です。私のお気に入りは、レディ・チャペル (Lady Chapel)。ものすごく綺麗です。そこに椅子があれば、丸1日座っていたいぐらい綺麗です。大きな鏡が置いてあり、美しい天井が映っているので、お見逃しなく! 修理・清掃をしたのか、塗り直しをしたのかはわかりませんが、建物の他の部分とは壁や天井の色が違います。

クイーンズ・ダイアモンド・ジュビリー・ギャラリーズ

2018年6月にオープンしました。ウェストミンスター寺院の中、地上16m (52ft) にある中世のトリフォリーウムにオープンしました。トリフォリウムは13世紀ヘンリー8世の時代に建てられましたが、700年間一般公開されることはなかったようです。

見どころとしては、現存する英国最古の祭壇画、ヘンリー7世やエリザベス1世の葬儀用の彫像、ヴィクトリア女王戴冠式のフットステップ、ウィリアム&ケイトのマリッジ・ライセンス、エリザベス女王の肖像画などがあげられています。また18世紀初頭、クリストファー・レンにより改築された時の木材を使用した天井が残っているので、こちらも必見です。

そして展示物ではありませんが、ここからクワイヤ (Quire) とネーブ (Nave) を見渡すことができます。地上階で見ていても綺麗ですが、上からの眺めは本当に素晴らしいです。また、東の窓からはウェストミンスター宮殿が見えます。ギャラリーに行く人は、天気の良い日の方が眺めが良いでしょう。

ウェストミンスター寺院は非常に混んでいましたが、こちらのギャラリリーは入場制限があるためか、かなり静かでゆっくり見学できます。

ギャラリーへは中から入りますが、下の写真の真ん中にある黒っぽいのが、ギャラリーへ上る階段です。

見学の時間と注意点

ギャラリーの見学の後、寺院内の見学に戻れますが、先に寺院をある程度見学してからギャラリーに行くのをおすすめします。

私が行った土曜日は、ラストエントリーが1時まででした。「ラストエントリーの1時間後に見学は終了します」と書いてあるので、土曜の見学は2時までになるのですが、12時半ごろになると、ネーヴの部分には戻れなくなり、寺院の中心部の椅子は並べ替えされ、見学者は追い払われていました。こういうのは日によるのだと思いますが、寺院の閉まる1~3時間前に行かれるかたは、先に寺院を見学し、それからギャラリーの方が落ち着いて見学でると思います。

所要時間は、一応オーディオガイドで1時間らしいですが、混んでいる場合、進むがの遅くなるし、途中で椅子に座ってゆっくり天井やステンドグラスなどを眺めることもできるので、寺院見学だけでも1時間以上は必要です。ギャラリーは、グランドフロアと比べると当然狭いのですが、それでも展示物を見たり、寺院内と外の景色などゆっくり見ていると、あっという間に1時間は過ぎていきます。

朝イチで行くのが良いのかもしれませんが、私が行った土曜日は、2時近くになるとクワイヤーが歌い始め、ネーヴの壁際にある椅子に座ってのんびり聴くことができたので、興味のある方は、そちらに時間を合わせても良いかもしれません。

いったん建物を出て回廊を歩きますが、カフェ&トイレ&出口の矢印に沿って行くと、そのまま外に出て終わってしまいます。回廊の後は、また寺院のネーブのところに戻って来れるので、カフェの方から出てしまわないように。ネーブは12時半ごろから閉められていましたが、出口に行く人は、ここを通り抜けることができますし、壁際にある椅子に座ることもできました。 また戴冠式の椅子は寺院の西口の横にあるので、見学始めの時に観ていない人は、最後にじっくり観れます。

私がこの写真を撮っているところから左に真っすぐ行くとトイレとカフェがあり、その先に出口があります。そちらからではなく、写真に写っている方へ歩いて、ネーブに戻りましょう。

チケット購入と入場

ウェストミンスター寺院公式サイトからチケットを事前に購入できます。

私が行ったのは土曜日ですが、観光シーズンオフの2月でも当日券は長蛇の列だったので、事前にチケットを購入することをおすすめします。 夏場はもしかしたら、オンラインで購入していても並ぶかもしれませんが、当日券はもっと並ぶか、もしかしたら入れないかもしれません。チケットはプリントしなくても、スマホの画面で大丈夫です。スマホの場合は、入場の際、紙のチケットに引き換えてくれるようでした。また、当日券の方が£2高いようです。

寺院のチケットは、2時間のタイムスケール (e.g. 9:30 – 11:30) で売られていて、その時間内であればいつでも入れます。寺院の中にいる時間制限は特にないようです。

ギャラリーのチケットは£5(2019年2月現在)ですが、これだけで購入はできず、必ず、寺院のチケットが必要になります。公式サイトで購入の場合、寺院のチケット枚数を選択した後に、ギャラリーのチケットが出てきます。こちらは、15分のタイムスケールとなっています。

一般見学者の寺院への入り口自体は北口ですが、敷地内には、西側か東側の警備員のいるところから入り、荷物の検査などしてもらいます。その時点で、既に長蛇の列となっていますが、チケットを事前に購入している人は、同じ北口でも別の窓口になるので、そのまま窓口に向かって進みます。わからない場合は、途中で警備員さんにチケットを見せると、方向を教えてくれます。

中に入ると、次はオーディオガイドの受け取りで並びます。結構並んでいるように見えましたが数分でした。混み具合によって、係りの人数が変わると思います。

クイーンズ・ダイアモンド・ジュビリー・ギャラリーズは、2022年末までの公開のようです。たった4年半の公開というのは残念ですが、このギャラリーは、エリザベス女王の戴冠60周年を記念したものらしいので、2022年の戴冠70年には、何かまた別のものがオープンするのかもしれませんが、このギャラリーも是非1度訪れて見てください。

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