グルータス・パーク

リトアニアのドルスキニンカイにあるソビエト・テーマパークを紹介します。

 

 

 

 

ドルスキニンカイはリトアニアの南端、ベラルーシとの国境近くにあります。のどかな田舎町ですが、ここはスパで有名なので、リトアニア国民はもちろん、近隣諸国からもたくさんの観光客が訪れます。

さて、そんなのどかな町のはずれに、ちょっと変わった公園・グルータスパークがあります。1990年にリトアニアがソ連から独立し、ソ連時代に建てられたレーニン、スターリンなどの彫刻・像などは次々に破壊・排除されていったのですが、リトアニアの’きのこ富豪‘がソ連時代の彫刻を集めて造ったのがこのグルータス・パークです。当初は、暗黒時代を思い出させるとか、亡くなった人達に失礼だとか、いろいろ言われたそうですが(多分、今も思っている人はいるでしょう)、ソ連の時代を忘れ同じ過ちを繰り返さないように、これからの人達が歴史を学べるようにという意見もあり、公園は存続し続けています。

公園には小さい動物園や子供の遊び場などもあるので、歴史に関係なく、家族向けの娯楽施設として利用している人も多くいたと思いました。

 

彫像と博物館

 

公園の駐車場に着くと、管制塔と鉄条網が見えます。左側には護送車や彫像があり、右側には公園建設時の新聞記事がありました。チケットを買って中に入ると、小さな動物園と子供向けの遊びばがあり、その後はたくさんのソ連時代の彫像。レーニン、スターリンの他に、リトアニアKGBの上層部、パルチザンなどいろいろありました。

公園内の通りにはソ連時代のロシア語のストリート・サインが置いてあります。今ここで疑問なのは、ソ連時代のリトアニアのストリート・サインは、ロシア語だったのかということです。ソ連だからロシア語なんじゃないかといわれそうですが、最近確認したベラルーシのストリート・サインは、ソ連時代もベラルーシ語だったということなので、リトアニアはどうだったんでしょう? 今度リトアニア人の友達に会ったら聞いてみようとは思いますが、30年も前のこと、自分は子供だったし覚えてないといわれそうです。

公園の中には博物館やライブラリーがありました。中にはやはり彫像、絵、勲章、新聞記事などがあり、ロシア語かリトアニア語がわかれば、かなりじっくり学べそうですが、グルータス・パークを訪れた当時、ロシア語のロの字もわからない私は、展示物を見るだけでした。今は英語もあるのかどうかわかりませんが、ある程度リトアニアの歴史とソ連時代の役割を覚えていくと、この博物館に限らず、リトアニア国内の博物館がより充実します。

 

カフェ・ショップ・自販機

 

ウエイターやウエイトレスは、ソ連時代のピオネール(日本でいうボーイスカウト)の制服を着ています。

普通のメニューもありますが、特別にノスタルジー(ソビエトを回顧する)メニューもあります。私が頼んだのはボルシチでした。昭和の学校給食のような食器ででてきました。この頃私はまだ、今ほどソ連やロシアに詳しくはなかったので、とりあえず有名な食べ物とお茶を飲もうということでした。ボルシチはおいしかったと思いますが、食べ慣れている今行くと、また違う感想かもしれません。

そしてリトアニア滞在中に何度も思った‘昭和の給食の臭い’がこのカフェでもしていました。多分、リトアニア名物ツェベリナイのクリームとハムのにおいだと思われます。

外にはクワスの機械がありましたが、天気が悪くてお客さんが少ないせいか、営業していませんでした。でも、ソ連の炭酸水の自販機の前では、みんなキャーキャーいいながら群がっていました。懐かしいのでしょう。但し、自販機は壊れていようです。

お土産屋さんには、ソ連らしいバッジや、スターリン&レーニンなどのマグやマグネットなど、ソ連テーマパークにふさわしいものが売っていました。

 

 

 

 

 

交通情報

 

① ヴィリニュス・カウナスからドルスキニンカイへ

ヴィリニュスからバスで約2時間、カウナスからは約2時間半で、朝から夕方まで大体1時間に1本の間隔ででているようです。私はヴィリニュスから行きましたが、バスと言っても、15人乗りぐらいのバンでした。

グルータス・パークの公式サイトによると、運転手さんにお願いすれば、公園のそばで下ろしてくれるので、そこから30分ほど歩くと良いということでした。しかし、帰りのバス停もわからない可能性があるし、森林の中を歩いてハチやハエがたくさんでてきても困るので、ドルスキニンカイのバス・ターミナルまで行き、そこからローカルなバスに乗りました。

バスのチケットはリトアニア・バスの公式サイトでも買えるようですが、当時は買えなかったのか、それともリトアニア以外の人は買えなかったのかは忘れましたが、サイトで時間をチェックして、現地で前日に購入しました。ドルスキニンカイからヴィリニュスに戻るチケットは、朝ドルスキニンカイに到着した時に買いました。帰る時にチケットオフィスが開いてなかったり、満員だったら困るからです。案の定、ドルスキニンカイに戻った時、チケットオフィスは閉まっていました。

② ドルスキニンカイ市内からグルータス・パークへ

2番のバスに乗ります。あちこち回るので、30分近くかかりました。バス停のないところでも手をあげれば止まる田舎のバスです。非常に本数が少ないので、行きも帰りも事前に時間をチェックしておく必要があります。

私が行った時、ドルスキニンカイからグルタス・パークへ行く2番のバスは、バス・ターミナルから出発していたのでラクでしたが、今地図を見ると、どうやら町の中からのようです。もしバスで行く方は、事前に、もしくは現地で確認してください。

バスの時刻表とルートはこちらのサイトで確認できます。’Gruto Parkas’を検索し、路線をクリックすると時刻表がでてきます。左側の停留所名をクリックすると、各停留所の時刻表が、またバスの時刻をクリックすると、そのルートの各停留所の時間が出てきます。右上の ‘Rodyti transporto judėjimą’ というのをクリックすると、ルートが表示されます。

 

最後に

 

私がグルータス・パークを訪れたのは、2011年の6月でした。公園の公式サイトや、交通機関のサイトを見ても、その当時と変わってないようなイメージですが、ずいぶん前のことなので、いろいろ変わっていることがあると思います。この記事は、あくまで参考にとどめてください。

またドルスキニンカイはスパで有名なので、せっかくなのでドルスキニンカイに宿泊してもいいでしょう。私は心のこりです。次回行く機会があれば、必ず泊まってスパに行きます。

 

 

サイトURL
グルータス・パークhttp://grutoparkas.lt/
ドルスキニンカイ・インフォhttp://info.druskininkai.lt/
ドルスキニンカイ・交通https://www.stops.lt/druskininkai/
リトアニア・バスhttps://www.autobusubilietai.lt/

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