カウンティング・ハウスとその周辺

私がロンドンで1番内装が素敵だと思うパブ’カウンティング・ハウス (Counting House) とその周辺の教会などを紹介します。

カウンティング・ハウス (Counting House)

 

イギリスには通りごとにパブがあると言われるほど、たくさんのパブがありました。近年ではお洒落なバーでワインやカクテルを飲む若者も増えているので、20~30年前に比べると、ずいぶん減ってはきましたが、それでも街のあちらこちらにパブがあり、住宅地では地元の人が集ったり、ひとりでカウンターに座って飲んでいたり、都心部では同僚と飲むビジネスマンや観光客で賑わっています。パブによって内装もお客様も様々ですが、シティには由緒ある建物が多く、雰囲気の良いパブが多いので、パブ巡りが楽しいです。

カウンティング・ハススのある建物は、1893年にプレスコット銀行として建設されました。その後、銀行の合併や買収などがあり、名前はいろいろ変わっていきましたが、100年ほど銀行として利用されていました。1998年にイギリスのビール醸造所Fuller’s Brewery がバンキングホールをパブとしてオープンしました。私の撮った写真では魅力の100分の1ぐらいしか伝わらないかもしれませんが、とにかく豪華です。

1番上の写真は、2階のテーブル席です。テーブルの下の本がさりげなくお洒落で気に入っています。1階にもテーブルがあるので食事ができますが、2階の方が静かで落ち着くので、お友達とお話しをのんびりという人は2階がおすすめです。1階でもメインスペースではなく、裏口近くのテーブルだと静かですが、2階のように店内を見渡すことはできません。

またカウンティングハウスには、プライベートルームが4部屋あり、小さい部屋で8人、大きい部屋で80人まで入ります。ミニマム料金はありますが、お手頃な設定となっているので、ちょっとしたパーティに良いでしょう。スタッフに気軽に尋ねてみてください。いろいろな部屋を見せてくれます。

食事はパブのご飯でフィッシュ&チップスなどありますが、名物はパイです。下の写真は人気のテイスティングメニューです。3種類のパイと3種類の自家製エール、そしてマッシュポテト、チップス、サラダなどから付け合わせを選べます。味はというと、モダンなイギリスの味という感じでしょうか。最近‘伝統的なイギリスの味’のお店が減って、日本人がビックリするようなイギリスの食事には出会わず「評判ほどまずくない、結構おいしい」と言い残して帰って行く感じの味です。

 

 

フーラーズ・ブルーワリー (Fuller’s Brewery)

 

1845年に設立したロンドン西部・チズウィックにあるビールの醸造所です。有名なのはロンドン・プライドというエールです。そして、380軒以上の系列パブがあり、醸造所で製造されたビールなどを提供しています。イギリスにはたくさんのパブカンパニーがありますが、ロンドンに限っていうと、Fuller’sのお店は内装が素敵なのが多いと思います。

さて170年以上も続いたファミリー・ビジネスですが、先月(2019年1月)アサヒに醸造所を売却したようです。パブは続けるのでしょうけど、ビールはどうなっていくのでしょうか? 

 

 

セント・ピーター教会 (St Peter Upon Cornhill)

 

カウンティングハウスの裏口を出ると教会の庭があります。写真のお庭の後ろの真ん中がカウンティングハウスの裏口です。

天気の良い時は、ベンチに座って本を読んだり、ランチを食べている人がいます。教会の入り口は、コーンヒル沿いなのですが、なかなか開いていません。この教会を管理しているセント・へレンズ・ビショップスゲート (St Helen’s Bishopsgate)という教会が、スタッフ・トレーニングなどに使用していているようです。去年の夏ぐらいに、毎週火曜日を一般公開するといって、しばらく開いていたのですが、ここ最近は開いているのを見たことがありません。綺麗なステンドグラスがあったと思いますのです、もし開いている時に通ったら、是非立ち寄ってみてください。すごくラッキーだと、お庭に出てきたスタッフが、中を見学させてくれることもあるようです。

*追記:火曜日午後1:00~4:00に開いています。

 

 

セント・マイケル・コーンヒル教会 (St Michael Cornhill)

 

セント・マイケル教会は12世紀には存在していたという記録が残されていますが、大火によって塔を覗く建物が破壊されてしまいました。大火の後はクリストファー・レンによって再建という説が有力だったようですが、レンは全く関わらず、教会が直接建設業者に依頼したという説もあるようです。大火で生き残った塔も、その50年後には新しくされました。

コーンヒルを歩いていると青いドアが目に入ります。中に入ると、係りの人がニコニコ出迎えてくれます。たまに教会内を案内してくれることもあります。ドア同様、天井が青く、祭壇がとても綺麗です。祭壇の横にパイプオルガンがあるのと、柱に八端十字があるのが、他のアングリカンの教会と違うところでしょうか。八端十字は何故あるのかと係りの方に尋ねたことがありますが、わからないと言われました。次に行く時に、違う係りの人がいたらまた聞いてみましょう。

この教会はスタッフが良いからか、それとも祭壇が私のお気に入りだからか、ものすごく居心地が良いです。ゆったり座り、オルガンを聴きながら、美しい祭壇を眺めていると、本当にやすらげます。

 

 

ロイヤル・エクスチェンジ (Royal Exchange)

 

 

バンク駅の真上、イングランド銀行の前にあるのがロイヤル・エクスチェンジです。16世紀に商業の中心として建てられました。現在の建物は19世紀に建てられた3番目のビルで、レストラン、ブティック、カフェなど入っています。シティはオフィス外なので、ウェストエンドと比べると全体的にお店が少なく、そのわりに紳士用のスーツ屋や靴屋が多いので、女性の買い物には全く向かないのですが、ロイヤル・エクスチェンジには、エルメス、ティファニーなどが入っています。そして去年、フォータナム&メイソンもオープンしました。コートヤードの真ん中にレストランが、その横には紅茶や李食料品のお店もあるので、日本に帰る時に、ちょっとしたお店は買えそうです。

 

1 thought on “カウンティング・ハウスとその周辺

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