コンスタンティン宮殿

ロマノフ朝のエキシビジョンに行ってきたので、ここでサンクトペテルブルグ郊外にあるロマノフ家の宮殿だったコンスタンティン宮殿を紹介します。

 

 

 

ロマノフ朝の宮殿と聞いてどこを思い出しますか? エルミタージュ、エカテリーナ宮殿、ペテルゴフ、夏の宮殿・・・でしょうか? 忘れてはいけないのが、サンクトペテルブルグとペテルゴフの間のストレルナにあるコンスタンティン宮殿です。現在はナショナル・コングレス・パレス(Дворец Конгрессовё) となっています。2006年にG8サミット、2013年にG20サミットがそれぞれ開催されましたので、ニュースで見たことがある方も多いでしょう。

この宮殿。サミットの時にアメリカのオバマ大統領が泊まりたいと言ったけど、プーチン大統領は「博物館になっていて見学者が来るので無理です」とお断りしたそうですが、行事がない時、大統領がいない時は、一般の見学ができます。(水曜は定休) 

この宮殿はもともとピョートル大帝が、夏の宮殿にしようと改築し始めたのですが、いろいろ問題がでてきたため、大帝はペテルゴフの建設に集中することにして、こちらの宮殿は諦めてしまいました。その後、大帝の娘・エリザベータがイタリア人の建築家・ラステリーニに再建させようとしましたが、ラステリーニもペテルゴフやツアールコエセローの宮殿(エカチェリーナ宮殿)の建設に集中してしまい、またもや建設は遅れ、結局完成にこぎつけたのは18世紀の終わりでした。最初にこの宮殿の所有者となったのは、パブロ1世の次男・コンスタンチン・パブロヴィッチで、その後ロシア革命まで、ロマノフ家が所有していました。

革命後は学校として利用されたりもしましたが、第二次世界大戦中、ドイツに占領され、その間にすっかり破壊され、ソ連時代はそのまま放置、更にソ連崩壊後も放置が続きました。2000年にサンクトペテルブルグ出身のプーチンが大統領に就任し、市民の要望もあり、大統領官邸として再建することを決定しました。2003年には完成したそうなので、決断も実行もすべてが速いですね。

さて、サンクトとサンクト郊外にはたくさん宮殿があるので、全部行っていたら時間がいくらあっても足りませんが、この宮殿はプーチン大統領が利用する部屋を見学できるという、他の宮殿にはない体験ができます。また、サンクトは綺麗だけど、どこに行っても人が多くて・・という方、エカテリーナ宮殿やエルミタージュと比べると、明らかに観光客は少ないので、夏のエカテリーナ宮殿のように、人の頭を見て終わりということはありません。そして、ペテルゴフとセットで行けます。(但し、真夏のペテルゴフは、サンクトから現地のツアーを利用するのをおすすめします。個人で行くと、余程の根性がないとくじけてしまうでしょう)

 

コンスタンティン宮殿・見学方法

 

 

サンクトペテルブルグからのツアーがあるかもしれませんが、ここでは個人で行って見学する方法を紹介します。私が行ったのは2013年なので、いろいろ変わっているところはあると思いますが、オフィシャルサイトを見る限り、チケット&入場に関しては、大きく変わっているようには思えないので参考になると思います。

まず、15人以上の団体であれば、一般のツアーに参加する必要はないので、メールで問い合わせて事前予約します。個人で行く場合は、既に決まっているツアーに参加しなくてはいけません。メインのツアーは4種類と公園ツアーがあり、その他に子供向けのツアーなどいろいろあるようです。夏場はツアー回数が増えるのかもしれませんが、冬の間はこの4種類が1回ずつ行われます。時間によってツアー内容が変わりますので、特別観たいものがある人は、ツアー内容を事前確認する必要があります。

私はどうしてもプーチンの部屋を見たかったので、«Век нынешний и век минувший» というツアーを狙いました。もしかしたら他のツアーでも見学するかもしれませんが、サイトの説明で’大統領の部屋’と書いてあるのは、このツアーだけでした。当時の英語サイトでは、チケットは当日買うようにとありましたが、11月で観光客は少ないかもしれないけど、万が一のことを考え、ロシア語のサイトから購入しました。現在、英語サイトにも’オンラインで買えます’とはありますが、リンクがないのでメールをするか、ロシア語のサイトの  Эксукрсии (エクスカーション・ツアー)のドロップダウンメニューКупить Билиет он-лайн (オンラインでチケット購入)から買います。

Купить Билиет он-лайн をクリックすると、1番下に4種類のツアーと時間が表示されます。その上の’Согласен с…(同意する)` の横をティックし、自分の参加したいツアーまたは時間を選び Купить Билиетをクリックすると、日付・時間と残りの枚数がでてきます。残りがたくさんあれば、事前に買わなくても良いかもしれませんが、どうしてもという方は事前に購入しましょう。

私が行った日は、観光シーズンではない11月半ばの平日でした。ツアー参加者は、私とモスクワから来た若者3人組の4人だけでした。私は早く着いたので、チケットビューローの中を見学して待ちました。21世紀初めの再建の様子の写真などがありました。ツアー時間の10分ぐらい前にガイドさんが出てきて、チケットをチェックし、簡単な説明をしてくれて、みんなで歩いて宮殿に向かいました。宮殿は当然ですが、荷物などセキュリティチェックがありました。建物の中には、ロシアの博物館によくあるビニールカバーを靴につけて入ります。大統領の部屋以外は撮影OKだったと思います。宮殿の見た目は’歴史的建造物’という感じですが、まだ新しいので、中に入るとちょっと不思議な感じでしたね。不思議で片付けちゃうとあまりにも軽いのですが、歴史を考えると、その不思議さが辛いです。

ガイドさんは「ロシア語わかるの」と聞いてくれましたが、ほとんどわからないし「とりあえず中を見れればいいので」というとちょっとホッとした感じでしたが、モスクワっ子の1人がいろいろ英語で話しかけてくれました。ツアーの後は、偶然ガイドさんとバスが一緒だったので、いろいろ話ながら駅まで行きました。

 

交通情報

 

サンクトペテルブルグからコンスタンティン宮殿への行き方をまとめます。

駅名Метро番号
オフヴォАвтовоA200, 210
Автово M224k, 300, 404K, 424k
Автово T36
レニンスキー・プロスペクトЛенитский проспектM103, 420
プロスペクト・ベテラノフПроспект ВетерановM343, 850,392

*A-バス、M-マルシュルートカ、T-トラム

**太字はペテルゴフにも行きます

地下鉄の駅は全てメトロの1号線になるので、バスやマルシュルートカの本数が一番多く、駅必見のオフトヴォ駅(Автово)で乗り換えることをおすすめします。上の写真がオフトヴォ駅のプラットフォームです。劇場とか博物館のようではありませんか? オフトヴォ駅を出て道を渡るとすぐにバス停があるので迷いません。バスやマルシュルートカの番号を確認して乗るだけです。帰りはプロスペクト・ベテラノフ駅行きに乗って、そちらの駅の見学をしてもいいかもしれません。

マルシュルートカは運転手さんに行き先を告げて料金を払います。ロシア語も怪しいし、観光客なのは一目瞭然なので、宮殿そばのバス停に着くと宮殿の入り口を教えてくれます。ペテルゴフからコンスタンティン宮殿に行く時に乗った運転手さんは、バス停ではないところで止めてくれて「そこを渡ると早い」といって降ろしてくれました。

 この記事を書きながら、またサンクトに行きたくはなるのですが、さすがに-20℃は無理かなと思うので、もうちょっと暖かくなってからか秋になりそうです。

Official sitehttp://www.konstantinpalace.ru/
Opening Hours 10.00am – 18.00pm (Wed – Closed)

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