ロシア @ クイーンズギャラリー

現在バッキンガム宮殿 (Buckingham Palace) のクイーンズ・ギャラリー (Queens Gallery) でロシアのエキシビジョンが行われています。

 

 

 

 

 

 

 

 

クイーンズ・ギャラリー (The Queen’s Gallery)

 

クイーンズ・ギャラリーはバッキンガム宮殿の敷地内西側にあり、専用の入り口がバッキンガムパレス・ロード (Buckingham Palace Road) にあります。7月末~10月初めに宮殿内部が一般公開されますが、その入場口とは別になります。

ギャラリーでは王室所有の絵画、家具、セラミック、王冠、馬車、宝石、時計など様々な芸術品を公開しています。エキシビジョンは年に何度か変わり、今年の予定は下記の通りです。

Russia, Royalty & the Romanov2018年11月9日 ー2019年4月28日
Photographs of Crimea 2018年11月9日 ー 2019年4月28日
Leonardo da Vinchi2019年5月24日  ー 2019年10月13日
George IV: Art & Spectacle2019年11月15日  ー 2020年5月4日

 

現在行われているエキシビジョンは2つのパートに分かれています。1つは ‘ロシア・ロマノフ王朝 (Russia, Royalty & the Romanovs)’  もう1つは ‘ロジャー・フェントン・クリミアの写真 (Roger Fennton’s photographs of the Crimea, 1855)’.です。

上の写真の入り口から入って右側に、チケットオフィスがあります。インターネットで事前予約の場合は、入場時間を指定する必要があります。チケットを係員に見せ、セキュリティを通り階段を上ります。階段を上った正面のカウンターでオーディオを貸してくれます。カウンター向かって右側が、ロマノフ朝、左側がクリミアの展示室ですが、クリミアの隣りにスタディルームのようなのがあり、その中に英王室の家系図が大きく展示されています。英王室といっても、政略結婚の相手がロシアや他のヨーロッパの国の王族なので、英王室だけではありません。ここを事前に見ておくと、ロマノフ王朝の展示を見る時に役立ちます。また、見学を終えた後に、疑問に思ったことを調べるのに利用するのも良いでしょう。

 

 

ロシア・ロマノフ王朝 (Russia, Royalty & the Romanovs)

 

ロマノフ朝のスペースには、1698年のピョートル大帝の訪英から1909年のニコライ2世訪英までの肖像画、写真、彫刻、勲章、花瓶など、様々なものが展示されています。上の写真は最初の部屋で、マラカイトと金の花瓶にいきなり圧倒されます。正面の絵はニコライ1世の訪英を記念して、ヴィクトリア女王に送られたものです。

イギリスとロシアの関係が深くなるのは、1698年のピョートル大帝の訪英です。ピョートル大帝は1697年~1698年にかけて約1年半、当時まだ後進国であったロシアを発展させるために、いろいろなことを学ぼうと西ヨーロッパを視察しました。当時25歳のピョートルt大帝は、イギリスでは文化や歴史とともに戦艦の製造と海軍などについて学びました。3ヶ月間で学んだことが、その後のロシアの発展とピョートル大帝の成功に繋がります。

一方、ニコライ2世のワイト島滞在は、ロシア革命の8年前。のどかな島で英王室に暖かく迎え入れられるロシア皇帝とその家族の写真、ニコライ2世と従兄弟のジョージ5世とお揃いのような服を着て兄弟のような写真などが展示されています。このままイギリスにいれば、いや従兄弟が逃亡を手伝ってあげれば、この家族は処刑されなかったのではないかと思うと、見ていて辛いです。

このエキシビジョンの他の見所は、2枚の結婚式の写真です。1枚はヴィクトリア女王の息子・アルフレッドとアレクサンドル2世の娘であり、アレクサンドル3世の妹・マリア・アレクサンドロブナの結婚式。この結婚がイギリス王室とロマノフ朝の初めての結婚になります。結婚式はペテルブルグの冬宮殿(Зимний дворец・現エルミタージュ美術館)で行われました。ヴィクトリア女王にとって初めての正教会式の結婚式でしたが、残念ながら出席することが出来ない母のために、アルフレッドが画家に頼んで絵を描いてもらいました。もう1枚の結婚式の絵は、その20年後、ニコライ2世とヴィクトリア女王の孫・アレクサンドラ・フョードロヴナの結婚式です。2枚の写真をじっくり比べてみるとおもしろいかもしれません。

私は朝10時半に行ったので、まだあまり混んではいませんでした。12時にトークがあったのですが、その時は緑のマラカイトがある部屋は、歩くところもないぐらい混んでいました。時間を選べるのであれば、平日の朝早く行くことをおすすめします。

クリミアの写真 (Photographs in Crimea, 1855)

 

こちらのエキシビジョンは、クリミア戦争中にロジャー・フェントンが撮影した写真です。戦闘の写真だけではなく、軍人達の生活の様子、戦地の教会など様々な写真が展示されています。先日行った段階での私の見所は、セヴァストポリの戦いの写真。この時はロシアがセヴァストポリを失いました。その後、講和条約でカルス要塞と引き換えに返還され、ソ連時代には重要な軍港となりました。ロシアが併合して騒がれていますが、クリミア歴史をもっと詳しく必要があると思いました。

実はこのコーナー、私はほとんど見ていません。ロマノフ朝をサラっと見終わったところで、既に2時間が経過していたのです。ロマノフ朝の展示室は、全然広くなかったのですが、2時間でも’とりあえず見に行ってきた’ぐらいの感じだったのです。それでも綺麗な絵であれば、もう少し見れたかもしれませんが、戦争の写真はさすがに気分をリフレッシュしてからでないと気分が重く、出直しすることにしました。 

次回行った時に、ここは書き換えます。

 

 

1 Year Pass

 

ここで耳寄りな情報です。

クイーンズギャラリーでは1year passを発行してくれます。クイーンズギャラリーの場合、見学が終わった後、チケットオフィスで当日のチケット(ネットで購入したeチケットでもOK)にスタンプを押してくれます。これで今後1年間、何度でも見学できます。観光で数日の方には必要ないですが、ロンドンに頻繁に訪れる人、長期滞在者にはとても有難いサーヴィスです。私はまたロマノフとクリミアを見に行き、その後、レオナルド・ダ・ヴィンチなども見に行こうと思います。

バッキンガム宮殿は毎年7月末~約2ヵ月一般公開されていますが、こちらも1 year passを発行してくれます。せっかくのオファーなので有効に利用しましょう。

Official Websitehttps://www.rct.uk/visit/the-queens-gallery-buckingham-palace
Address Buckingham Palace Rd, London SW1A 1AA
Opening Hours10:00am – 5:30pm

おみやげ

 

ギャラリーの中にはショップがあり、現在行われているイベント関連の本はもちろん、バッキンガム宮殿の商品やジュエリー、ロンドン土産など、様々なものがたくさん売っています。バッキンガム宮殿の紅茶やビスケットは箱と缶がと~っても綺麗なので、お土産におすすめです。ショップに入るのにはチケットは必要ありません。

ギャラリーの外にもお店が2軒あり、ギャラリーの裏側のロイヤル・ミューズ・ショップ (Royal Mews Shop) の方が広くて品数豊富です。

 

周辺と交通情報

 

最寄り駅はヴィクトリア駅 (Victoria)です。徒歩5分ぐらいですが、この地域は近年大開発されていて、オシャレなカフェやレストランが増えたので、いろいろ見ながら歩いて行くと、もうちょっと時間はかかります。

天気の良い日は、バッキンガム宮殿からセント・ジェームス・パーク (St James Park) を散歩したり、ホワイト・ホール (White Hall) やウェストミンスター寺院  (Westminster Abbey) 、そしてビックベン (Big Ben, Palace of Westminster)、ロンドンアイ (London Eye) まで歩くのもいいでしょう。ウェストミンスター寺院の上に、去年の夏オープンしたクイーンズ・ダイヤモンドジュビリー・ギャラリー (The Queen’s Diamond Jubilee Gallery) もありますので、そのうちご紹介したいと思います。

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