レン・チャーチ

シティには教会がたくさんありますが、その中でレン・チャーチと呼ばれるものがあります。

17世紀に活躍したクリストファー・レン(Christopher Wren)という建築家のデザインした教会です。レンの作品で有名なのは

  • セント・ポール大聖堂 (St Paul Cathedral)
  • ロンドン大火記念碑 (Monument to the Great Fire of London)
  • グリニッジ天文台 (Royal Observatory, Greenwich)
  • ケンブリッジ大学・トリニティカレッジ (University of Cambridge, Trinity College)

教会以外にも様々な建造物をデザインしました。

クリストファー・レンは非常に多才な人で、天文学者であり、物理学者であり、解剖学者であり、建築家です。建築家として活動を始め、丁度オリジナルのセント・ポール大聖堂の修復に関わっていた1666年にロンドンで大火事がありました。シティ・オブ・ロンドンの3分の2は燃えてしまい、修復中のセント・ポール大聖堂はもちろん、約110あった教会のうち約80が灰につつまれてしまったのです。大火事の後からレンの仕事は忙しくなります。新しいセント・ポール大聖堂の設計、51の教会、大火記念碑、その他ロンドン以外の地域の建築にも関わっています。しかし、17世紀に再建された多くの教会も、第二次世界大戦中ドイツの砲撃により、再び破壊されました。無事に砲撃をまぬかれた教会と、大戦後、修復・再建された教会が現在あるレン・チャーチです。

フレンズ・オブ・ザ・シティ・チャーチ (The Friends of the City Churches オフィシャルサイト 以下FCC)というチャリティ団体があり、毎日開いていない教会を、週1回もしくは隔週1回開けてくれています。開いている日は教会に寄って違いますので、どうしても特定の教会を見学したい場合は、予め曜日を調べる必要があります。また、この団体はオルガンコンサートなどいろいろなイベントも開催してくれます。レン・チャーチだけではなく、いろいろな教会で行われています。イベントはFCCのサイトやほぼ毎月発行されるインフォメーションで調べることができます。最近の私は、時間のある時に、ランチをするお店に向かって歩いている途中で開いていれば寄ってみる感じです。まだ訪れたことのない教会もあるので、このブログで紹介することを機に、マメに見学に行こうと思います。

イギリスの国教は、英国国教会ですが、カソリック、バプティスト、メソジスト、福音派、ギリシャ正教会、ロシア正教会、アルメニア正教会などいろいろな宗派の教会があります。また、多民族国家ですので、キリスト教の教会以外にも、シナゴーグやモスクなどもたくさんあります。シティのレン・チャーチを中心にロンドンの様々な宗教施設を紹介していきます。

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